太陽光パネルや、電気を通すための銅線が狙われているようです。
太陽光パネル本体は、なんとなく理由が分かりますが、
なぜ銅線まで?
太陽光発電で作られた電気を送るのには、大量の銅線が使われています。
メガソーラーでは、なんとKm単位で、銅線が使われているそうです。
銅線の中には、もちろん大量の銅があります。
しかも銅線の銅は、純度が高いのです。
被害額も深刻で、数百万円~一千万円くらいにもなるのだとか。
犯人にとっては、高品質でお宝な銅が、
人目のつかないところに、まとまって転がっているようなものなので、
狙いやすいのでしょう。
どうやら、銅線を狙うのは、銅の相場が高騰したことが要因のようです。
銅線は、原料に戻せば、足が付きにくいのです。
資源としての銅なら、確実に売り先がありますからね。
特に海外へ出してしまえば、もうわかりません。
メガソーラーのような大規模な太陽光発電システムは、
広大な土地が必要です。
そのような土地は、ほとんど人目がないでしょうから、無防備です。
太陽光発電システム向けの防犯対策としては、
まずは異常を知らせる装置を取り付けることが考えられます。
もし昼間に発電量が不自然に落ちていたら、怪しいことがわかります。
異常が発生したら、すぐに駆けられないと、意味はありませんが。
例えば、警備会社と提携するとか。
また防犯カメラやセンサーの設置も、ある程度は役立つでしょう。
他には、危険を示す看板を置くとか。
太陽光発電は、他の発電方法に比べて、コストが高いことがデメリットです。
防犯に関わる費用がプラスされるとなると、
コスト増となるので、ちょっと厳しいですよね。