個人でも事業として、太陽光発電による売電ができたり、投資先のファンドが増えてきたからです。
太陽光発電の事業用としての利回りは、年間8%以上のものが多くあります。
中には12%という提案もよくみかけるようになりました。
一般的に太陽光発電で売電というと、
家庭用でパネルを屋根に設置して、発電した電力は、まず家庭で消費します。
それでも余った電力を売る余剰買取制度というイメージですよね。
余剰電力買取制度だと、発電が多い時間帯に家での消費電力が多いと、
あまり売電はできないです。
日中は家族が外出している家庭でしたら、ほとんど売電できますが。
換気扇や家電の待機電力は、人が留守でも意外と消費され続けているので、
さすがに全量を売電することはできません。
でも実は個人事業主として、太陽光発電を事業用に運営することが可能です。
事業用なら、発電した電力をすべて買い取ってくれる全量買取制度が適用されます。
しかも20年間は、電力会社が固定した価格で買い取ってくれるのです。
家庭用の場合は10年間のみ固定なので、事業用なら2倍の期間になるわけです。
ただし買い取り価格は、家庭用に比較すると、少しだけ安くはなります。
それでも20年間も比較的高い利回りで、安定して運用できる投資先なんて、
低金利の今の時代はなかなか無いですから、魅力的ではあります。
いろいろメリットの多い事業用の太陽光発電ですが、ちゃんとデメリットも考えておく必要があります。
まず、産業用の太陽光発電システムは、10kw以上となっているので、必要な太陽光パネルの数が多くなります。
数が多いと、単価は安くなりますが、やはり全体の初期投資はそれなりに必要になります。
設置するための広い土地も必要ですし。
事業用は管理者が必要であること、故障、盗難、天災(台風や地震)などのリスクにどう備えるか?
また本体以外の敷地の雑草など、メンテナンスにもコストがかかります。
だから失敗例を調べておくことも大事です。
事業用だと、減価償却費や耐用年数、控除など、税金に関することも調べることが必要。
ローンや助成金がある場合も。
太陽光発電システムは、業者によって価格が異なります。
費用や相場を知りたい時は、複数の見積もりを取り、プランを比較することをおすすめします。
初期費用で年間利回りは大きく変化するので、大事な部分です。
地域別の年間発電量も、事前に調査してください。
予測や実績の推移は、インターネットでも調べられます。
太陽光発電ビジネスにお金だけ投資するファンドの場合は、
あまりにも条件が良すぎる場合は、詐欺を警戒してくださいね。
おいしい話なんてありませんからw
ps:
私個人の考えとしては、太陽光発電ビジネスへの投資が、
株式のように売買できるETF(上場投資信託)が出てくれると、
もっと普及し、一般の個人投資家も参入しやすくなるのではないかと思います。