太陽光発電は、地球に降り注ぐ膨大な太陽光を、直接電気エネルギーに変換できる発電装置です。
太陽光は枯渇することの無い、無尽蔵のエネルギー源です。数十億年、毎日大量の光が地球に届いています。
太陽光発電は、化石燃料を使うことなく、発電できます。
*製造、運搬、設置、廃棄にはエネルギーが必要
火力発電のような、化石燃料を使った発電は、地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素を、大量に発生します。しかも化石燃料は有限です。
それに化石燃料も、元々は太陽光を使った光合成によってできたものです。
また、風力発電や水力発電など、他のクリーンなエネルギーと比較した時のメリットは、「可動部分」が無いと言うことです。
太陽電池は半導体でできていて、石の様な装置です。装置は動く部分が無ければ、壊れにくくなります。
太陽光発電のパネル自体のメーカー保証は、10年が多いですが、30年はもつと言われています。
そのため、メンテナンスもほとんど必要ありません。一度設置すれば、自動的に発電してくれます。
ただし、インバータと呼ばれる装置は、交換する必要があります。インバータとは、太陽光発電のパネルで発電した、直流の電気を、交流の電気に変換する装置です。
太陽光発電はパネルの設置枚数で、発電量を自由に調整することができます。
太陽電池は、セルと呼ばれる最小単位で構成されています。セルが複数集まってパネル(モジュール)になります。
このパネルを何枚設置できるかで、発電量が変わってきます。
家庭用の小規模な装置から、ソーラーファームのような大規模な装置まで、自由に設計することができます。
設置場所も問いません。一般的な家庭の屋根から、砂漠のような広い土地まで、いろんな場所に設置することができます。
太陽光発電は地面に設置することもできますが、土地の価格が高いので、一般的には、まだ活用されていない、屋根などに設置することが多いです。
外国では、法律が整備されていて、遊休地を利用した太陽光発電が進んでいます。農作物を植えるより、太陽光発電による売電を行なったほうが、収入が増えるケースもあるようです。
そのため、太陽光発電の積極的な導入が進んでいます。
また、システムの構造がシンプルなので、量産化しやすいというメリットもあります。